2020年1月、ヘンリー王子とメーガン妃が『王室と距離を置く』と発表し、全世界が驚きました。国民やメディアからのバッシングに耐えきれなくなった二人が、ついにこの決断を下してしまったのでは?という説も囁かれています。
そこで気になるのが、実際のところ、メーガン妃はイギリス国民からどう思われているのか?という点。そこでこの記事では、Twitterやインスタグラム、二人の公式インスタグラムに寄せられるコメントなどから、イギリス国民の本当の気持ちを考察します。
また、そういった評判を踏まえて、メーガン妃は今後どういった動きをするつもりなのか?様々なニュースの情報をもとに、予想してみました。
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メーガン妃のイギリス国民からの評判は?
メーガン妃は、結婚当初から「外国人の王室入り」として取り沙汰されてきました。2019年までは、人種差別や揚げ足を取るような報道が後を絶たない一方、二人の積極的な慈善活動や人柄に好意的な意見も多かったように思います。
しかし、2020年1月、二人が「王室を引退する」と宣言して以降、世論の雰囲気はがらっと変わり、批判的な意見がほとんどを占めるようになってしまいました。
SNSでは批判的な意見が目立つ
Twitterでメーガン妃の名前を検索してみると、やはり批判的な意見が大多数です。「なんの相談もせずに王室を引退することを決めるなんて、国民にも女王にも失礼だ」という論調が多いですね。
ヘンリー王子とメーガン妃の公式インスタグラムの投稿にも、批判的なコメントが多数。

最新の投稿では、二人の王室引退に対して「女王に対する尊敬や品位がない」「自分勝手で無礼だ」という意見が数えきれないほど寄せられています。そして、そういったコメントに「いいね!」が200件以上もついている状態です。
一方、メーガン妃着用アイテムは大人気
その一方、年明けの公務でメーガン妃が着用したアイテムが大人気!というニュースも。
2020年1月7日に、ロンドン市内にあるカナダ高等弁務官事務所の「カナダ・ハウス」への訪問を行ったメーガン妃。そのときに着ていたニットが、プチプラブランドのH&Mで、1,799円で販売されている一品だったのです。
英H&Mのオンラインストアでは5つ星のレビューが続き、絶賛コメントが並んでいる状態。メーガン妃のファッションセンスに憧れる人は多く、批判的な人ばかりというわけではないことが分かります。
擁護派の人は意見を言いづらい状態
私個人としては、二人の「王室引退宣言」は、特に批判されるほどのことでもないのではないか?という意見です。
もともと、ヘンリー王子は20代の頃に精神的問題を抱えていました。愛する妻や自分に対するバッシングが絶え間なく続く毎日の中で、またメンタルが壊れてしまう前に、王室を引退しようと考えてもおかしくはないと思います。
王室引退を主導したのはメーガン妃だ、というニュースもありますが、本当のところは誰にも分かりません。私にとっては、こういったニュースも、メーガン妃への先入観や偏見が強いということを如実に表しているように思えてなりません。
そういった意味で、興味深いのがこちらの記事。
Here Are 20 Headlines Comparing Meghan Markle To Kate Middleton That May Show Why She And Prince Harry Are Cutting Off Royal Reporters
https://www.buzzfeednews.com/article/ellievhall/meghan-markle-kate-middleton-double-standards-royal
キャサリン妃とメーガン妃のメディアでの取り上げられ方を比較した記事です。読んでいくにつれ分かってくるのですが、見出しが180度違うのです。しかも、20例もあります。
こんな偏見に満ちた環境で暮らし続けることは、とてもストレスですし、王室を出て行きたくなっても当然だというのが私の意見です。
しかし、こういった意見をSNSで表明しようものなら、批判派の人たちから即座に批判コメントが殺到するに違いありません。擁護派の人が意見を言いづらい状況にあるのは間違いないと思います。そのため、ネット上での批判派の声が多いからといって、実際の世論もそうだとするのは早計かもしれません。
「王室引退宣言」へのイギリス国民の本音は?
SNSの意見がすべてではないのだとしたら、「王室引退宣言」へのイギリス国民の本音は、どのようなものなのでしょうか?
1月9日に世論調査会社ユーガブが公表した調査結果から紐解いてみます。
夫婦の決断を支持する人は45%
『夫婦の「王室から距離を置く」という判断を支持しますか?』という問いに、「支持する」と答えた人は45%。反対が26%、どちらでもないが29%です。

この結果を見ると、反対派は意外と少なく、二人の決断を尊重したいと考えている人が多いことが分かります。
お金に関しては厳しい意見が半数以上
その一方、お金に関する問いには厳しい意見が。
現在、サセックス公爵と公爵夫人(ハリー王子&メーガン妃)は、チャールズ皇太子とウィリアム王子の資金源で、王室の領地であるコーンウォール公国から収入の大部分を受け取っています。
『彼らはコーンウォール公国から収入を受け取り続けるべき?べきでない?』という問いには、「受け取るべきでない」と答えた人が63%と半数以上。

「受け取るべき」と答えた人はわずか13%、どちらでもないとする人は24%でした。
「金銭的に自立できるなら、どうぞお好きに」が本音?
この2つの世論調査をもとに考えてみると、
「経済的に自立し、税金を使わないのであれば、どうぞ好きにしてください」
そんなイギリス国民の本音が見えてくるように思います。
ヘンリー王子がイギリス王室と距離を置くことを喜ぶ人は、滅多にいないでしょう。一方、メーガン妃はアンチが多く、イギリス王室を出て行ってほしいと考えている人も多い。そのため、
「ヘンリー王子が出て行ってしまうのは悲しいけれど、メーガン妃がいなくなるのは全然構わない」
というのも、悲しいけれど、また本音なのかなと予想します。
メーガン妃は今後どんな活動をするつもり?
ヘンリー王子とメーガン妃の今後の動向については、全世界が注目しています。これまでの評判を踏まえた上で、二人の今後について予想してみたいと思います。
イギリスとカナダを行き来する生活
まずは、二人が公表している通り、イギリスと北米を行き来する生活がはじまるものと思われます。「北米」がどこを指すかについては、メーガン妃が結婚前に住んでいたカナダや、メーガン妃の母が暮らすアメリカ・カリフォルニア州が有力視されています。
夫妻は、2019年のクリスマスをカナダで過ごしています。また、1月10日には、メーガン妃はすでにカナダに渡ったとの報道もされています。当面は、長男と共にカナダに滞在。王室との調整が終わり次第、ヘンリー王子とも合流する予定なのではないでしょうか。
バッシングから身を守るために王室引退を宣言したと言われているくらいですから、ほとぼりが冷めるまでは、カナダに滞在。移動も、できるだけ極秘に行われるものと思われます。
「サセックス公」の商標を使ってテレビ出演や本を出版?
報道では、夫妻が「サセックス公」を商標登録し、物販などで新しい収入源を得ることを考えているとされています。
王室と距離をおけば、どのメディアに出るかも自分たちで決めることができます。独占的な取材ができると分かれば、メディアも高い出演料や取材費を出すことを厭わないでしょう。また、本を出版するのでは?という予想もされています。
「サセックス公」の商標は慈善活動のため?
しかし、もともと夫妻が「サセックス公」の商標を登録したのには、別の理由があるのではないかと個人的には思っています。
夫妻は、結婚当初から積極的に慈善活動に取り組んでいます。公式インスタグラムやホームページを見ると、その活動の一部を知ることができます。見ていると、この活動は二人にとってライフワークのようなものなのだなと感じます。
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「サセックス公」の商標を取得したのは、収入のためというよりも、このライフワークになんの心配もなく取り組むためでは?というのが私の意見です。
商標登録しておけば、「サセックス公」を慈善活動や自分たちが把握する事柄においてのみ使うことができ、また、不当に使用されることを防止することもできます。ある意味、この名前の重みが分かっているからこその商標登録ではないのかな、と勝手に予想しています。
バッシングから逃れて静かな生活を…
イギリス国民の本音や今後の動向について予想してみましたが、いかがだったでしょうか?
メーガン妃に関しては、様々な報道や憶測が飛び交っています。すべてを信じてしまえば、メーガン妃はとんでもない悪女です(笑)しかし、すべての報道が正しいとは限りません。個人的には、人種差別的な偏見や思い込みに満ちた記事が多く、彼女の本当の姿はいまだに分からないなと感じています。
なので、私個人としては、2020年、夫妻には静かで穏やかな毎日を過ごしてほしいなと思います。そしていつの日か、二人が笑顔で本音を語ってくれるのではないかと期待しています。イギリス王室の新しい形を提案した夫妻、今後も要チェックです!