こんにちは!まみです。
この記事では、ロシア・サンクトペテルブルクにあるマリインスキー劇場にて、バレエを見る方法(チケット購入方法・入場方法・注意点)を紹介します。
小さい頃バレエを習っていた私は、いつか、本場ロシアでバレエを見たいと思っていました。そして昨年、ついにその夢を叶えることができました(^^)
そもそも、バレエ鑑賞が組み込まれているロシア行きのツアーって、すごく少ないんですよね。私は、バレエ鑑賞がメインのツアーに申し込んだことがありますが、人数が集まらず、不催行になってしまったことがあります(涙)旅行会社にチケット手配を頼むこともできますが、手数料もかかるし、座席も指定できません。
しかし、今はインターネットの時代!パソコンかスマホがあれば、自分でチケットを購入することができます。ロシア語が分からなくても、簡単な英語が分かれば大丈夫です!行きたいと思っている方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
Contents
マリインスキー劇場とは?
サンクトペテルブルクには数多くの劇場があります。その中でも歴史が長く、質の高いバレエを見ることができるのは、「ミハイロフスキー劇場」と、今回紹介する「マリインスキー劇場」の2つでしょう。(私が泊まったホテルのパンフレットにも、この2つの劇場が紹介されていました!)

230年以上の歴史を持つ、クラシック・バレエの殿堂
マリインスキー劇場が誕生したのは、ロマノフ王朝の時代。女帝エカテリーナ2世が、当時の首都サンクトペテルブルクに建設しました。
「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」は、この劇場で上演されたことによって磨き上げられ、3大クラシック・バレエと呼ばれるまでになったと言われています。
ちなみに、現在のマリインスキー劇場には3つの建物があります。
- マリインスキー劇場
- マリインスキー2
- コンサートホール
①がもともとある劇場で、②と③は近年建てられた別館です。本場のバレエが見たい!という目的なら、やっぱり昔ながらの雰囲気が味わえる①をおすすめします。チケット購入の際は、どの劇場で上演されるのか、要チェックです!
マリインスキー・バレエ団には、日本人が2人在籍!
ちなみに、劇場が誇る「マリインスキー・バレエ団」には、現在2人の日本人が在籍しています!
- 石井久美子さん
- 永久メイさん
2018年6月に、NHKで放映された『猫にまた旅 〜椎名林檎・MIKIKO・西加奈子 ロシアを行く〜』にも、お二人が出演されていたのを覚えています。私が見に行ったときも、出演者欄に永久さんのお名前がありました!
マリインスキー劇場のチケット購入方法
ここからは、インターネットでチケットを購入する方法を説明します。
(1)公式サイトにアクセスする
まずは、劇場の公式サイトにアクセスします。

画面右上にあるイギリス国旗のマークを押して、英語表示に切り替えましょう。
(2)メールアドレスを登録しておく
次に、会員登録をしておきましょう。
国旗マークの左隣にある人型アイコンをクリックします。

「Your Personal Area」という画面に変わります。

「Registration」をクリックすると、登録画面に移ります。

必要事項を英数字で入力していきましょう。
- E-Mail:メールアドレス
- repeat E-Mail:上記に入れたメールアドレス(確認)
- Password:パスワード
- Lastname:苗字
- Name:名前
電話番号は必須でないので、未入力でも大丈夫です。お知らせメールが不要の場合は、下部2つのチェックボックスは外しておきましょう。
すべて入力できたら、「Registration」をクリック。入力したメールアドレスに通知が届き、登録完了です。(ログイン名は、登録したメールアドレスになります。)
(3)日程と公演を選ぶ
公式サイトのトップページに戻り、「PLAYBILL AND TICKETS」をクリックします。すると、日時と演目の一覧が表示されます。現在からおよそ4ヶ月先までのスケジュールを見ることができます。

上部のプルダウンから、条件を指定して表示することもできます。
- Select venue:劇場
- Select performance type:オペラ/バレエ/コンサート
- Select month:上演月

たとえば、こちらの画像では「マリインスキー劇場で、4月に公演されるバレエ」のみを表示しています。見たい公演を見つけたら、「Buy tickets」ボタンをクリックします。
(4)座席を選んでカートに入れる
座席表の画面に移ります。色が塗りつぶされているところが、空いている座席です。カーソルを上に乗せると、その座席の料金が表示されます。
好きな座席を選択したら、「Add to basket」をクリックしてカートに入れます。

ここで注意したいのが、価格。「Special rate」は、ロシア人限定の価格です。
私たち観光客の価格は「Full rate」ですので、間違えないように注意しましょう!

(5)支払い前に最終チェック
カート画面に移ったら、日時・劇場・演目が合っているか、最終確認をします。

「Full rate」にチェックを入れるのを忘れずに!
確認が終わったら、「Complete purchase」をクリックします。
(6)支払いを完了させる
最後に、支払い手続きです。この画面に移ったら、15分以内に支払い手続きを終わらせないと、自動キャンセルになってしまうので、注意しましょう!

クレジットカードで支払う場合は「Payment card」にチェックを入れます。最後に、「Proceed to payment」をクリック。クレジットカード情報を入力して、無事に購入完了です!
(7)チケットを印刷しておく
支払い完了後しばらくすると、登録したメールアドレスにメールが送られてきます。

当日は、「You E-ticket is by the link:」から先に記載されているURLをクリックして、表示される画面を見せるだけでOKです。
でも、現地でネットがつながらないといったトラブルも考えられます。念のため、メールに添付されているチケットを印刷して持っていくことをおすすめします!

マリインスキー劇場へのアクセス
劇場は、目抜き通りからちょっと離れたところにあります。
私は、ホテルが近かったので歩いていきました。
公演終了時間は夜遅くになりますが、バスやタクシーが劇場前にどんどんきていましたので、あまり心配する必要はないと思います。
マリインスキー劇場への入場方法
用意したチケットを係の人に見せれば、すぐに入場することができます。入り口は1ヶ所だけなので、ご安心を。人の出入りが多いので、すぐに分かると思います。

日本と少し違うのが、席に着ける時間がけっこうギリギリだということ。日本と同じ感覚で30分前に到着しましたが、ホールの扉は閉められていました。席に座れたのは、開演10分前。あまり早めに到着する必要はないかもしれません。
待っている間に、スタッフさんがパンフレットを売り歩いています。といっても、演目名と簡単なあらすじ、そして出演者名が載っているペラペラな1枚の紙(笑)お値段も100ルーブル(約170円)と安いです。良い記念になるかもしれません。
マリインスキー劇場での注意点
見に行く前に、いくつか知っておきたい注意点を紹介します。
ドレスコードについて
当然ですが、ドレスコードがあります。ジーンズ、スニーカー、サンダルなどは絶対NG!といっても、ガチガチにドレスアップする必要はありません。
女性はワンピースや、きれいめのコーディネートで来ている方が多かったです。男性はほとんどの方がジャケット着用。スーツ&蝶ネクタイでおめかししている方もいました(^^)よっぽどカジュアルでなければ、大丈夫だと思います。
カーテンコール中のみ撮影OK
上演中は、当然撮影禁止です。でも日本と違うのが、カーテンコールのときは写真撮影OKなこと!これにはびっくりしました。
皆さん、拍手そっちのけで、フラッシュバシバシたきまくり(笑)その時は遠慮して1枚しか撮らなかったのですが、今思えば、みんな撮ってたし、私も堂々と撮りまくればよかった……(笑)
座席選びに注意
盲点だったのが、座席選び。日本と同じ感覚で、全体が見渡せるだろうと思い、1階の中央後方の席を選んだのですが……これが、意外と見にくかったんです。前の人の頭が邪魔で、ずっと体を傾けながら見ることになってしまいました(涙)
マリインスキー劇場は、良くも悪くも古い劇場。1階は、現代の劇場のように勾配がついておらず、椅子が縦横きちんと揃えて置かれている状態です。前の人の背が高いと、あっという間に視界を遮られてしまいます。
ですので、1階ならできるだけ前方(ただしここを選ぶ観光客は少ない&料金も高め)、もしくは2階以上の席(割と安め)をおすすめします!
マリインスキー劇場で見た感想
私がマリインスキー劇場で見たのは、「ジゼル」です。2部構成となっていて、幕間には15分ほど休憩がありました。日本でも何度となく見てきた演目ですが、やっぱり本場の舞台は本当に素晴らしかったです!
開演時間は基本的に遅くて、私が見たときも19:30開演。
終わったのは22:00頃でした。でも、白夜の時期だったので、この明るさ!

工事中なので殺伐とした風景に見えますが(笑)実際には歩いて帰る現地の人も多く、賑やかな雰囲気です。全く危険を感じなかったので、結局、歩いてホテルまで帰りました。
なんだか夢のような夜でした。次は、モスクワのボリショイ劇場で見てみたいな〜!
というわけで、マリインスキー劇場でバレエを見る方法の紹介でした。
バレエ好きな方だけでなく、「バレエはよく知らないけど、せっかくロシアに行くから見てみたい」なんていう方も、参考にしていただけたら嬉しいです!