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トム・ハンクスの持病は「2型糖尿病」新型コロナ陽性で影響は?

アメリカの俳優トム・ハンクスさんが、新型コロナ陽性だったというニュースが話題になっています。

トム・ハンクスさんといえば、数々の有名映画に出演した大スター。実は糖尿病を患っており、今回の感染で悪化してしまわないか心配です。

そこでこの記事では、トム・ハンクスさんの持病や、新型コロナ感染による体調悪化の可能性、今後の活動への影響についてまとめてみました。

トム・ハンクスは「2型糖尿病」を患っている

トム・ハンクスさんは、自身が「2型糖尿病」であることを2013年に明かしています。

 

「2型糖尿病」とは?「1型」との違いは?

糖尿病には、大きく分けて1型と2型があります。

1型糖尿病:
食事や運動などの生活習慣とは関係なく、膵臓からインスリンという血糖値を下げるホルモンが全く出なくなってしまう病気

2型糖尿病:
遺伝や生活習慣によって発症。インスリンは出てはいるものの、量が減ってしまったり、働きが弱くなり血糖値が下がらなくなってしまう病気

つまり、1型インスリン注射が必要なのに対し、2型生活習慣に気をつけることによって多少はコントロールすることができる、ということになります。

トム・ハンクスが「2型糖尿病」になった原因は?

「2型糖尿病」の原因は、遺伝環境だと言われています。

環境的要因には、過激なダイエットや肥満があげられます

「恐らく、私の過去のダイエット方法と若いころのライフスタイルが原因」

自身でこのように語っている通り、これまで役作りのために、体重の増減を繰り返してきたことが原因だと思われます。

  • 『プリティ・リーグ』(92):30ポンド(約13.5kg)増量
  • 『フィラデルフィア』(93):減量
  • 『キャスト・アウェイ』(00):55ポンド(約25kg)減量

凄まじい増減ですね…さすがはハリウッドスター。体重コントロールも常人には真似できないレベルです。

ちなみに、ダイエット中は、ココナッツだけを食べていたそうです。

トム・ハンクスの現在の病状は?

トム・ハンクスさんは2型糖尿病の診断を受けた際、医者から「高校時代と同じくらいの体重にすれば、完全に健康になれる(治療し続ける必要はない)」と言われたそうです。

しかし、トム・ハンクスさんの高校時代の体重は43.5kg。

 

↑こちらの画像は、トム・ハンクスさんがハリウッドデビューした20代の頃の写真ですが、今と違ってかなり細身ですよね。

「高校時代の体重になれるはずなんかない。だから、僕は糖尿病のままだよ」

このように語っていることからも、いまだに糖尿病を患っていると思われます。

ただ、コレステロールに問題はなく、いい医師にも恵まれたから、別に心配をしていないとも語っていました。

ただ、大幅に体重を増やすような役作りからは卒業するそうです。

トム・ハンクスさんのような大物俳優が病気になってしまったことで、役作りによる体重コントロールの方法も、今後は変わっていくかもしれませんね。

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トム・ハンクスは持病のせいで新型コロナが重症化?

2020年3月11日、新型コロナウイルスに感染してしまったことを明かしたトム・ハンクスさんですが、持病があることで重症化してしまわないかが心配ですよね。

実は、糖尿病を患っている人は、肺炎に罹りやすい傾向があります。

糖尿病を患っている人は患っていない人に比べて、約1.75倍も肺炎に罹りやすいという報告があります。日本で調査された糖尿病の合併症としての感染症は、「肺炎(呼吸器感染症):41%、尿路感染症:24%、皮膚軟部組織感染症:17%」という順番でした。

引用:https://dime.jp/genre/857889/

米国疾病予防管理センター(CDC)によると、新型コロナウイルスに罹った肺炎患者のうち、1/3から1/2が糖尿病や高血圧、心臓の病気などの基礎疾患をもっていた。

引用:https://dm-net.co.jp/calendar/2020/029915.php

また、血糖値のコントロールがしにくい体は、免疫力が弱いということでもあります。

体には防御機構があり、病原体が体内に入ってきても、白血球やリンパ球などの免疫細胞が連携プレーで病原体を撃退する。糖尿病の人は、血糖コントロールが良くないと、この免疫力が低下しているおそれがある。感染症を未然に防ぐために、また感染してしまった場合に重症化するのを防ぐために、血糖値をできるだけ正常に保つことが大切だ。

引用:https://dm-net.co.jp/calendar/2020/029915.php

残念ながら、2型糖尿病は新型コロナが重症化しやすい持病であることは間違いないでしょう。

ただ、トム・ハンクスさんは奥さんと共にすでに隔離されており、きちんと治療を受けていると思われます。

オーストラリアの医療レベルは高く、その水準は日本と同じくらいと言われていますので、あまり心配はいらないでしょう。

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新型コロナ感染でトム・ハンクスの今後はどうなる?

トム・ハンクスさんは、伝説的な歌手エルビス・プレスリーの人生を扱ったバズ・ラーマン監督の映画(タイトル未定)の撮影のために、オーストラリアに滞在していました。

ワーナーブラザーズ・スタジオは、ハンクスさんが新型コロナウイルス感染症と診断されたことで、制作を中断したと発表しました。

公開時期なども発表されていなかったことから、トム・ハンクスさんが回復したとしても、新型コロナウイルスが収束するまでは撮影が中断されることは、ほぼ間違いないでしょう。

新しい映画の公開が先になってしまったことは大変残念ですが、まずは、トム・ハンクスさんと奥さまの無事の回復を心より祈っています。