10代の頃から悩まされてきた生理痛。30代になっていろいろと対策をしてきた結果、痛み止めの量は減り、痛くて何もできない!というようなことはなくなりました。
そこで今回は、私が生理痛のことを考えるようになったきっかけと、私が実際にやってみて、本当に効果があったと感じる対策をご紹介したいと思います。
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本来、生理痛はなくて当たり前?
私は生理がはじまった当初から、生理痛がひどいほうでした。それでも10代の頃は、痛み止めを飲めば、だるさは感じるものの普通に行動できていました。
ところが、20代になってから、痛みはどんどん大きくなっていきました。

痛みを放ったらかしにした結果…
20代の中盤になると、いよいよ痛み止めが手放せなくなりました。生理期間中の最初の3日間は、常に痛み止めを飲み続けていました。しかしそれも、だんだん効かなくなってきているように感じました。
「これはもともとの体質だから、どうせ気休めにしかならない」と思い込んでいたので、実質放ったらかしにしてしまいました。
その結果、私は20代後半で子宮内膜症になってしまったのです。
1日中、経験したことのない痛みに悩まされ続け、本当に辛かったです…(涙)
生理痛を和らげる=自分を大切にすること。
幸いなことに、すぐに手術をしたおかげで、子宮と卵巣は健康な状態に戻りました。でも、子宮内膜症は再発率が高いことで有名です。このままではダメだ!と思った私は、様々な健康に関する本を読むようになりました。
そんな中、ある漢方の先生の本に書いてあった一言に、衝撃を受けました。
「本来、生理痛はないのが当たり前」
逆に、「生理痛はあって当たり前」と思い込んでいた私は、本当に驚きました。
基本的に、痛みというのは体からのSOSです。生理痛がある人とない人がいるのは、もともとの体質だからではなく、健康かどうかによります。つまり、生理痛があるということは、やはり体のどこかが上手くいっていないということなのです。
私は、体がこんなに長い間、「痛いよ~」と悲鳴をあげているのに、痛み止めを飲んでごまかし続けてしまったことを、とても反省しました。そして、気休めと思わず、やれることはどんどんやってみようと思うようになったのです。
私がやってみて、効果があったと思う対策。
ここからは、私が実際にやってみて効果があったと思う対策だけをご紹介していきます。
痛みを今すぐなんとかしたい時の対策
生理痛は冷えによる血流の悪さが原因です。なので、痛みがあるときは、とにかく温めて血流をよくすることが何より大切です。
即効性あり!カイロサンドイッチ
生理痛に悩む方に一番はじめにおすすめしたいのが、この「カイロサンドイッチ」。先程の話にも出てきた、漢方の先生のブログに書いてあった方法です。
大きめのホッカイロを、腰とお腹の両側に貼ります。こうすることで、子宮を挟み込むようにして温められるんです。
特に仕事中なんかは、座りっぱなしで体が冷えてしまいがち。ですが、私はいつもこの方法で温めているおかげか、全身が冷えるということは滅多になくなりました。
何より、とても安上がり!ただし、低音やけどには十分注意してくださいね。
寝る前に「あずきのチカラ」
寝る前に布団を温めるのも良いですが、一人暮らしだと布団乾燥機がなかったり、眠たくて準備をする気力がない、なんていうときもありますよね。私も、夜はいつもくたくたで、すぐに寝たい!と思う方なので、面倒なことはしたくありません。
そこでいつも愛用しているのが、「あずきのチカラ おなか用」。
ハート型のクッションの中にあずきが入っています。温め方は、レンジでチンするだけ。あずきの天然蒸気が、じんわりおなかを温めてくれます。ツルツルしているほうを当てると高温、ふわふわしているほうを当てると低温、というように温度を調節することもできます。
じわ~っとした温まり方で、とても気持ちいいです。生理痛対策だけでなく、安眠対策としても効果があるので、おすすめです。
普段の生活の中でできる対策
生理中でない時から血流を良くすることを心がけておくと、いざ生理になったときに痛みが減ります。ぜひ、普段の生活に血流改善の習慣を取り入れましょう。
歯磨きしながら「かかと上げ下げ運動」
血流をよくするためには、全身に血液を送るポンプの役割を担う下半身を意識的に鍛えることが効果的です。
私は毎日、歯磨きをする間、かかとを上げ下げしてふくらはぎを鍛えています。
最初はよろめいたり、バランスをとるのが難しかったのですが、毎日続けるうちにコツがつかめてきて、今では簡単にできるようになりました。
ポイントは、かかとを上げたときにほんの少しキープすること。そして、そ~っと、できるだけ時間をかけてかかとを下ろすこと。この2つを意識すれば、自然とふくらはぎに力が入って鍛えられると思います。
血流がよくなるだけでなく、足も引き締まってきれいになるので、一石二鳥の方法です!
朝と夜、温かい水を飲む。
もっと簡単に続けられる方法が、朝と夜に温かい水を飲むこと。
これはレディースクリニックの先生に教えてもらった方法です。実は、日中に飲んだり食べたりしたものの冷たさや温かさは、あまり全身には影響しないそうなのです。それよりも、朝一番に飲むもの、寝る直前に飲むものの温度が大切だよ、と教えてくれました。

本当は、鍋で沸騰させたお湯を時間をかけて冷まして飲む、というのがいいらしいです。が、私はズボラなので、電気ケトルで沸かした水をコップに移して、少し冷ましてから飲んでいます。
でも、この方法をはじめてから、足の冷えがかなり改善された気がするので、効果はちゃんとあると思います!
続けることが何より大切。
生理痛の大きな原因は、やはり「冷え」です。
冷え対策なら、もうたくさんやってるよ!という方もいらっしゃると思います。でも、生理痛を和らげるには「続けること」が一番大切だと思うのです。どんなに対策をしても、1ヶ月や2ヶ月しかやらなかったら、あまり意味はないと思います。
昔は、生理がはじまったら痛み止めを1日3~4錠飲んでいた私ですが、今では生理がはじまった日に1~2錠、次の日は1~0錠で十分楽に過ごせるようになりました。それも、今回ご紹介したことをコツコツ続けてきたおかげかな?と思っています。
生理痛があると、やりたいことも思うようにできず、本当に歯がゆいですよね。昔の私と同じように悩んでいる方は、今回ご紹介した方法を、ぜひ試してみてください。痛みが減って、普通に活動できる時間が多くなり、もっと充実した毎日を過ごせるようになることを願っています。